エヌビディア、次世代AI半導体を発表 開発競争が加速する中、新たな挑戦へ

アメリカの主要半導体企業であるエヌビディアが、AI向けの革新的な半導体を発表しました。この新製品は、世界的に急速に広まる生成AIの学習と回答の性能を飛躍的に向上させるとされ、AI分野の開発競争は一段と激しくなることが予想されます。

エヌビディアのCEOであるジェンスン・フアンは、18日にカリフォルニア州本社近くで開催された開発者向けイベントでこの新製品を発表しました。

新製品は、画像処理に特化した半導体であり、GPUと呼ばれる大量の計算を同時に処理する技術を搭載しています。これにより、生成AIの学習と回答の性能を向上させるもので、アマゾンやグーグル、マイクロソフトなどでの導入が予想されています。提供は今年後半に予定されています。

エヌビディアは、従来の製品と比較して、質問に対する回答速度が最大30倍、エネルギー効率も25倍向上すると述べています。

フアンCEOは講演の中で、「生成AIの革命が進行中であり、これは新たな産業革命だ」と強調し、AIの進化が社会に大きな変化をもたらすことを指摘しました。

AI向けの半導体は世界中で急速に普及しており、エヌビディアの最新製品投入により、生成AIを巡る開発競争がさらに激しくなるでしょう。

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